立本整形外科いたみのクリニックで、皆様からいただいたご質問「痛風」について掲載しています
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整形外科Q&A
痛風と診断されました
38歳、男性です。
先日、突然足の親指のつけねが腫れ、激痛に襲われました。
近くの整形外科の先生に掛かったところ、痛風と診断されました。
現在、通院しながら薬を飲み続けています。
痛風とはどんな病気なのでしょうか。
また、今後どのようなことに気をつけて過ごしていったらよいのでしょうか。
痛風の治療
痛風とは、血液中の尿酸値が上昇し、
析出した尿酸結晶が体内の様々な部位に沈着することによって
引き起こされる病気です。
この方のように、足の親指に初発することが最も多く、
その激しい痛み(風が当たっても痛い)から、
痛風という病名が生まれました。
活動的なタイプの方に発症することが多く、
文豪ゲーテ、物理学者ニュートンなど
痛風で悩んだ歴史上有名な人物も数多く知られています。
本邦では明治以前には報告がなく、
かつては日本には存在しない病気と思われていました。
男性が99%と殆どで、発症のピークは30〜40歳代ですが、
最近は若年者の発病も増えています。
発作は足の親指ばかりではなく、
未治療のまま進行すると足首や膝にも生じるようになります。
しかし、
もっとも深刻なのは腎臓の障害
で、
自覚症状のないまま過ごしていると慢性腎不全、
ひいては人工透析の一因にもなりかねません。
治療は、尿酸値を下げるための薬物療法が主体となりますが、
食事など生活習慣の改善も大切です。
尿酸は、蛋白質に含まれるプリン体という物質が代謝されて生じるため、
これを多く含む食品は避けなければなりません。
ビールはこのプリン体を多量に含有しているため、
飲用は薦められません。
(もっとも最近は、このプリン体が極めて少ないビールも売り出されているようです)
また、
発作の最大の原因は、肉体的・精神的はストレス
であるといわれているので、充分体を休めるようにしてください。
食生活の欧米化、ストレスの増多などから、
現代病のひとつとも言われている痛風ですが、
高血圧・糖尿病などと同じく、
生涯を通じて治療を継続する必要
があります。
是非、主治医の先生と相談しながら、根気よく取り組んでください。
医療法人翔悠会 立本整形外科いたみのクリニック
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