立本整形外科いたみのクリニックで皆様からいただいたご質問「腰椎椎間板ヘルニア」について掲載しています
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腰椎椎間板ヘルニアの治療
47歳の男性です。
数年前から腰痛と右足の痺れがありましたが、
最近足の痛みが強くなってきました。
手術をしないとなおらないのでしょうか。
また、ブロック注射は大変痛いと聞きましたが、
どうなのでしょうか。
まずは保存療法を
脊椎のうち、腰の部分となる腰椎は、ほとんどの方に5個あります。
それぞれの腰椎の間には、椎間板と呼ばれる柔らかい組織がはさまっており、
クッションの役割と同時に腰の動きを担っています。
この椎間板が次第に潰れ、椎間板の組織が膨隆、
または脱出して脊髄神経を圧迫するようになった状態を椎間板ヘルニアといいます。
大部分が、腰の動きの最も多い4番目と5番目の腰椎の間、
或いは5番目の腰椎とその下の仙椎の間に生じ、両者で90%を占めています。
年齢的には30〜40歳代の青壮年期に好発し、
腰痛を訴える患者さんの約10%にみられます。
腰痛のみならず、
脊髄神経の刺激症状である下肢の痛み・痺れを伴う場合が殆どですが、
下肢症状だけで腰痛のない場合もあります。
また、ヘルニアの発生が右または左に偏るため、
下肢症状は大部分の方で右または左のどちらか片方の足に現れ、
両足の症状が出るのは大変まれとなっています。
治療は一般的には、消炎鎮痛剤などの薬物療法、
或いは温熱療法・腰椎牽引などの物理療法が行われます。
腰痛が強い場合には、コルセットの装着も有効です。
最近、MRIの進歩により、脱出したヘルニアが自然に吸収され、
消失する場合があるということがわかってきました。
足の麻痺や、尿が出にくいなどの膀胱・直腸障害がある場合は手術が必要ですが、
そうでなければ、まずは保存療法をつくすべき
だと考えます。
神経ブロックも症状の軽減に大変有効ですし、
あまり痛くない方法もありますので、
かかりつけの先生に相談されてみてはいかがでしょうか。
医療法人翔悠会 立本整形外科いたみのクリニック
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